CG科の日常 その2 美味しそうなプリンをつくる!(蒲田)
2009年10月26日 CG科の日常 その2 美味しそうなプリンをつくる!(蒲田)
さすがに台風も場の空気を読んでくれたみたいで、なんとか関東直撃は避けてくれたようです。
しかも、都会の汚れを綺麗さっぱり落としてくれたように、これでもかというほどの快晴。台風も負だけを持ち運ぶようなことはないみたいです。
さて、台風も過ぎ去って一安心の今日この頃、今回もCG科の授業を少し紹介します。
前回が多少お堅い(?)内容だったので、今回はあらゆる意味で"やわらかい"内容にしていけたらなと思います。では何を紹介するのか
それは3DCGでやわらかい物体の表現。ゲル状・・とでも言いましょうか。
そういった物体をつくりたいなと思います。この授業の内容は少し基礎から外れるところなので、時期的にはCG科2年生の内容になります。
ただ特別難しいかいとえば、決してそうではなく、3DCGでもやわらかい物体の表現というのは、手書きに比べれば遥かに簡単に表現できるんです。
それもあっという間に。
では早速。この3Dマジックを実践してみます!
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用意してもらうのは、こんな物体。
念のため言っておきますが、プリンですね!
ではこんなプリンが上から降ってくるアニメーションをまずはつけます。
※クリックすると自動でWMPが起動します。
硬い!
いやはや何年放置したらこんなガッチガッチになるのでしょうか。
とにかくこんな硬いプリン食いたくもありませんよ・・。
はい、遅ればせながらここからが本題です。いよいよこのプリンをプルンっとしたやわらかい状態にさせていきます。
プリンをやわらかく見せる方法としては実は一通りではありませんが、今回使う3DCG特有の機能としてノンリニアというものを使っていきます。
この英語を和訳すると”直線ではない”ようは、やわらかいものの表現と思ってくれて良いでしょう。
このノンリニアを加えるとこのように、プリン全体を膨らませることができます。
↓
影響力をあげることによって、こんな具合にどんどんとプリンをぐちゃっとさせることができます。
これらを応用して、プリンが皿に着地した瞬間に潰れるようにし、その反動の動きが、少しずつ小さくなればあたかもプルンっと着地してくれたように見えるのではないでしょうか。
そうですね・・・。ちょっと想像しづらい部分があるかと思います。
そんなものは見てくれればわかりますのでご安心を!
それでは早速作業です。グラフで強弱を調整し・・。(地道です)
さらに調整・・。
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完成!
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どうでしょうか。こんな感じでやわらかい物体の表現というのも比較的簡単に表現できてしまうのです。
アニメ調な動きが苦手と思われがちの3Dですが、決して表現できない!という訳ではなくまだまだ大きな可能性と、伸びる余地を残しているんですね。
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前回もお知らせした通りに、蒲田校では11月1日(日曜)から11月3日(火曜)までの3日間にわたり、蒲田祭を行いますので、授業の内容だけでなく、学校の校風を知ってもらう良い機会かと思いますので、ぜひ足を運んでくださいね!
担当・スターフィールド
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