【蒲田校】作田謙伸さん特別講義！！
2023年06月22日 【蒲田校】作田謙伸さん特別講義！！
みなさんこんにちは！
今回は6/14(水)に本校卒業生の作田謙伸さんに行っていただきました、
【海外のVFX/CG業界について】
という内容の特別講義の模様をお送りしたいと思います！
作田さんについて簡単に紹介いたしますと...
2019年度に日本工学院蒲田校CG映像科を卒業、その後日本で数年のキャリアを積まれ
現在はカナダのバンクーバーにある【DNEG】というCG会社にてコンポジターをされている方です！
今回の特別講義では上記のとおり海外のVFX/CG業界についてということで、海外にはどんなCG会社があるのか、海外で働くメリット/デメリットはなにか、どのように海外の会社へアプローチを行えばいいか、等々...、作田さんの実体験を交えてお話ししてくださいました！
後半では作田さんが普段の自主制作をどのような工程で行っているかを実作業をお見せいただきながら解説してくださいました！
学生さんが今後制作を進めるうえでの参考になったと思います！
(筆者はNukeわからないので何をやっているかさっぱりですが、どんどん作品が仕上がっていく過程をお見せいただきました)
講義後には作田さんにお時間いただき、作品の講評やアドバイス等もしていただきました！
海外で実際に働く方から直接フィードバックを貰える機会...大変貴重です。
学生の静止画作品をNukeを使用し添削、アドバイスを行っている様子です。
今回の特別講義で学生さんはより一層作品制作への意欲が湧いたと思います！
作田さん今回は大変貴重なお話をしていただきありがとうございました！
最後に記念に集合写真を撮りました！
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ここからは事前に作田さんがTwitterにて募集しておりました質問への回答を記載させていただきます！(全部で12問あります。とても長いですがぜひご覧ください。)
今回は6/14(水)に本校卒業生の作田謙伸さんに行っていただきました、
【海外のVFX/CG業界について】
という内容の特別講義の模様をお送りしたいと思います！
作田さんについて簡単に紹介いたしますと...
2019年度に日本工学院蒲田校CG映像科を卒業、その後日本で数年のキャリアを積まれ
現在はカナダのバンクーバーにある【DNEG】というCG会社にてコンポジターをされている方です！
今回の特別講義では上記のとおり海外のVFX/CG業界についてということで、海外にはどんなCG会社があるのか、海外で働くメリット/デメリットはなにか、どのように海外の会社へアプローチを行えばいいか、等々...、作田さんの実体験を交えてお話ししてくださいました！
後半では作田さんが普段の自主制作をどのような工程で行っているかを実作業をお見せいただきながら解説してくださいました！
学生さんが今後制作を進めるうえでの参考になったと思います！
(筆者はNukeわからないので何をやっているかさっぱりですが、どんどん作品が仕上がっていく過程をお見せいただきました)
講義後には作田さんにお時間いただき、作品の講評やアドバイス等もしていただきました！
海外で実際に働く方から直接フィードバックを貰える機会...大変貴重です。
学生の静止画作品をNukeを使用し添削、アドバイスを行っている様子です。
今回の特別講義で学生さんはより一層作品制作への意欲が湧いたと思います！
作田さん今回は大変貴重なお話をしていただきありがとうございました！
最後に記念に集合写真を撮りました！
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ここからは事前に作田さんがTwitterにて募集しておりました質問への回答を記載させていただきます！(全部で12問あります。とても長いですがぜひご覧ください。)
��.海外の生活が気になる
・日本と同じくらい楽しいヨ！
��.海外に行くときに不安はあった？
・不安はほぼありませんでした。面接の時が一番不安のピーク。オファーもらってから出国するまではどんどんワクワクしていきました。
・カナダにアーティストの友人が多かったのも不安を感じなかった大きい理由だと思います。
・カナダに行ってからは家が見つからない時が一番不安でした。ホームレスにはなりたくなかったので（笑）
��.英語を勉強したタイミングと方法
・勉強し始めたのはMPCからオファー（内定）を貰った1年半前から
・英検3,4級レベルの英語からだったので文法書を2〜3冊買って飲み込みやすかった1冊を読み込みました。
・1日新しい100単語テストを全問連続正解しなきゃ寝れないってゲームを1人で勝手にずっとやっていました。朝の通勤15分、お昼休憩で1回、トイレの中で1回、帰りの電車（終電なかったらタクシーの中）で1回。そしたら寝る前に大体覚えてて、残り覚えられない1-2単語だけ気合いで覚えました。
・映画を字幕で見るのはもちろん、海外のアニメのリアクション動画やゲーム実況などを観ていました。最初は何を言ってるかわからなかったですが、徐々にコンテンツとして楽しめるようになっていくのが嬉しかったです。
・映画を字幕で見るのはもちろん、海外のアニメのリアクション動画やゲーム実況などを観ていました。最初は何を言ってるかわからなかったですが、徐々にコンテンツとして楽しめるようになっていくのが嬉しかったです。
・自分は英語が苦手だったので最初の3ヶ月は受験生並みに勉強した記憶があります。仕事と勉強の両立は難しく、正直24年間でトップクラスで辛い時期でした。良い子の皆は焦らずゆっくりやろうネ！
��.海外行くために必要な技術、クオリティラインについて
・最先端の技術やスタジオ独自のツールに適応することが求められることが多いです。自分のフィールドのアンテナは張っておくようにすると良いと思います。今までのインタビュー（面接）ではDeepCompositingの経験を聞かれることが多かったです。
��.モデルの合成とマットペインティングのどちらが重要視されているか
・マットペイントは他にDMPアーティスト という専門の人が担当しているので、コンポジターになりたいんだったら合成の能力を高めるのが良いと思います。
��.海外でのコンポジターの需要、就活について
・アニメーターに次いでFXとコンプは多く、その分契約期間が短いイメージです。Framestoreの背景アーティスト曰く、Houdiniを使えるEnvアーティストが少ないので、Houdiniを使えれば(比較的) 就職がしやすく契約期間が長いらしいです。
・基本は半年から一年の契約で、評価が良ければ契約期間が伸びます。
・一番クランチタイム（締め切り前の忙しい時期）がキツい部署だから、どのスタジオもタフで優秀な人材を常に探しているかも
��.面接でどんなことを聞かれる？
1：自己紹介
2：デモリールの説明
3：いつから働けるか
4：事務的な質問(ビザなど)
5：会社によってはトリッキーな質問が飛ぶことも…
・事前にリクルーターとの面接がある場合もある
・基本15-30分くらいで終わる印象
��.どんな感じで仕事を振られる？
・プロジェクトによりますが、今まではスーパーバイザーやリードから直接「このショットやって」とお願いされることが多かったです。あとはShotgrid（ショットの管理ツール）のMytaskに自分の担当ショットの名前が出てて、新しいLightingが来たのを確認して始めたりしてます。
��.海外での仕事を手にいれる為に必要なこと
1：目指すポジションを絞り、その仕事に就くための適切な方向へ適切な量の努力
2：自主制作
・今までのインタビューでは「ここはどうアプローチしたの？」とか「手直しするならどこ？」とウキウキで突っ込まれることが殆どでした。中にはお仕事でやったショットには触れずに自主制作だけ掘り下げて終わるインタビューもありました。
・載せるならTwitterだけではなく、Linkedinにも載せた方がいいです。リクルーターからメッセージが来るかも。
3：諦めない
・一番大事
・プロジェクトやスタジオ全体の状況、ビザの問題などで中々結果に繋がらない時があります。うまくいかない時は運のせい、上手くいったら自分の実力くらいの軽い考えで動いた方が上手くいくと個人的には思っています（あとメンタル持たない）。あとはタイミングを見極めて就活をすることは大事かも。募集が増えたり減ったりするから常にLinkedinを見ておくようにすると仕事が見つかりやすいです。
��.ソフトのバグなどで作業が停滞することに対しての対処法
まずは日本語と英語で調べてみて、見つからなかったら先生や先輩に聞いてみる。使ってるソフトのフォーラムで聞いてみるのも良いと思います。エラーを読み解いてコードから見てみて、テクニカルな部分も少しずつ理解していくのも大事。
��.勉強法、素材の調達方法
1：自主制作や模写を通してセンスと技術を磨く
2：授業やチュートリアルを受けてツールや様々なアプローチについて知ること
・個人的には大きく2つの要素があると思っている。どちらもバランス良くやることが大事カモ。この2つを好きな方に振りつつ、もう片方も蔑ろにしないことが上達への近道だと思います。
・僕自身はfxphdとLinkedin Leaningで勉強していました。
・自主制作の素材やアセットは買ったものがほとんど（コンポジットに集中したいので、LayoutやLighting以前の工程はなるべく労力を費やさないように心がけています。）
��.VFXアーティストになるには何を勉強したら良い？また学生時代には何を学びましたか？
・眼の良さとスキルのバランスが一番大事だと感じています。
・学生時代はNukeについてしか勉強しなかったので、割とすぐに作る画に限界が来ました。社会人になってからカメラを触り始めて少ーしずつ上手くなっていっていると感じています。お世話になってるコンポジターの方に「コンプ力はカメラ力！」と言われて本当にそうだなと思いました（笑）
・眼の良い人に自分にはない着眼点の「気づき」を貰ってそれを体に染み込ませると上達が早い印象です。あとは全てのツールは自分の眼で使うので、眼が良くなければ便利な機能やAIが発達してもアーティストとしては使いこなせないと思います。なのでツールの知識だけ積みあがらないようには意識しています。
・僕の知ってるバケモノVFXアーティスト達はみんな仕事や自主制作に夢中になっています。たぶん勉強って意識はしてないと思うので、もし夢中になれる作業があったらそれを突き詰めてたら上手くなっていくんじゃないかなと思います。
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